新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年2020年から世界中で往来がストップしています。世界中の都市がロックダウンされ外出規制が行われ、国内の移動ですら厳しい状況がいまだに続いています。
当然、海外旅行になど行けるわけはなく、観光業界は苦しい局面を迎えています。…そして、苦しいのは迎える側だけはありません!世界中のトラベラー達がこの一年ストレスを溜め続け、今か今かと旅行が再開できるのを待ち構えていることでしょう。実際、コロナ収束後は旅行業界はバブル状態になるという見方が濃厚です。旅行が解禁されたら、ステイホームの反動で旅行ラッシュが起きるのは容易に予想がつきますね。
2021年に入ってから徐々にワクチンが実用されだしており、3月現在やっと日本でも医療従事者の摂取が始まっています。まだまだ安心して長距離移動できる状況ではありませんが、やっと希望の光が見えてきたというところでしょうか…。
本記事では、コロナウイルス感染収束後に、いつ頃から海外旅行に心配なく行けそうになりそうか、ヨーロッパを例に状況を検討してみます。
EUは日本からは入国禁止中
3月現在、日本は、EU域外からの入国可を示す「ホワイトリスト」から除外されています。日本の感染者数は欧米と比較すると少ないものの、緊急事態宣言が継続中という点が考慮されたのかもしれません。このホワイトリストは2週間ごとに更新されているので、緊急事態宣言が解除されるとリストから除外される可能性もあります。
ドイツ:日本からの入国制限解除後すぐに再開
ドイツは2021年年始に日本からの入国の制限を一旦解除していましたが、2021年1月28日にEU理事会の反対勧告を受け、再び入国制限を開始してしまいました。2021年2月2日より、日本からの短期渡航者は入国が制限されています。観光目的とワーキングホリデーのビザ発給も基本的に停止中です。
イギリス:日本からの入国は厳しく制限中
イギリスは当初、コロナウィルス感染拡大後も日本からの入国を許可し続け、検閲免除の対象にしていました。しかし、残念ながら現在イングランド全体(ウェールズ、北アイルランド、スコットランドも多少異なるもののロックダウン中)で3度目のロックダウンが継続中です。2021年2月15日からは日本からの渡航者へも厳しい入国制限が課されている状況です。